共創パートナーの拡大、新規ビジネスのシードの発掘・育成
2022年5月、株式会社エヌアイデイは、創業の地である千葉県佐原を舞台に、地域のさまざまな課題に対して、伝統や地域資源、ネットワーク、デジタル技術を組み合わせて、同じ志をもつ仲間たちとともに、地域を元気にするプランを共創する実践型プログラム「佐原のあしたPROJECT」を立ちあげました。
第三期では、佐原でなにかを始めたいという最初の一歩を、地域全体で応援するプロジェクトにしたいという思いを込めて、キャッチフレーズを「地域のみらいはその一歩から」に一新しました。また、地域の方々に広く知っていただくために、今回初の取り組みとなるキックオフイベントの開催や町中でのポスター掲示をおこないました。加えて、申し込み不要で各回を自由に見学できるようになりました。
主催:株式会社エヌアイデイ、佐原信用金庫
企画運営:関内イノベーションイニシアティブ株式会社
特別協力:特定非営利活動法人佐原アカデミア、佐原みらい運河株式会社
協力:千葉大学大学院社会科学研究院 関谷昇研究室、千葉工業大学創造工学部 田島則行研究室
後援:香取市、佐原商工会議所
各回の詳細情報は、以下のSNSにて発信をおこなっています。
地域には、新しい一歩を踏み出す多様な人材のチカラが必要です。第1ステージでは、地域の実情などを幅広く学びながら、実践プランを磨きあげていきます。優秀なプランを発表したチームは、第2ステージへ進み、事務局の伴走支援のもと、プランの実践に挑戦します。
第三期では、佐原でなにかを始めたいという最初の一歩を、地域全体で応援するプロジェクトにしたいという思いを込めて、キャッチフレーズを「地域のみらいはその一歩から」に一新しました。また、地域の方々に広く知っていただくために、今回初の取り組みとなるキックオフイベントの開催や町中でのポスター掲示をおこないました。加えて、申し込み不要で各回を自由に見学できるようになりました。
香取市の利根川以北に位置する加藤洲十二橋エリアと、常陸利根川を挟んで隣接する潮来エリアにて、フィールドワークを実施しました。今回のプログラムは、通常の講座ではなかなか訪れることのできない地域でのフィールドワークと、これまでの受講生も交えた受講生同士の交流の場を兼ねて実施されました。
加藤洲十二橋エリアでは、ゲストハウス「塙HOUSE」の改修計画や、本プロジェクト第二期受賞プランの「田んぼのがっこう」の活動についてお話を伺いました。また、運河沿いに整備された茶室や橋、水門などを巡りながら、水郷地域ならではの風景を満喫しました。
潮来エリアでは、注目を集めているシェア棚式の「ネオ図書館」や屋外映画の「いたこミズベシアター」を、第6回目の講座でご講演いただいた菊地悠平氏にご案内いただきました。観光名所の「あやめ園」や「愛友酒造」の酒蔵見学など魅力的なスポットも多く、新たな発見があふれるエリアでした。
前泊では雄大な風景の中で鍋会や星空観察を楽しむなど、地域の特色を感じながら交流を深めることができました。
いよいよ最終発表です。過去最多となる14チームがコメンテーターや審査員の前で実践プランを披露し、4チームが優秀賞に選ばれました。実物のプロトタイプや動画を用いた説明、新たなチーム結成によるアイデアの融合など、中間発表からさらに洗練された素晴らしいプレゼンテーションがおこなわれました。
すべてのチームの発表が終わったあと、会場にいる約40名の来場者も交えながら各プランに対する応援コメントを送り合う「共感コメント投票」を実施。「ぜひ実現してほしい」「コラボしましょう」などのコメントが寄せられ、受講生にとって大きな励みとなったようです。
また、惜しくも入賞を逃したチームからも、「クラウドファンディングを実施したい」という声や、「プランを実現するためにはなにをすれば良いのか」という相談が寄せられ、本プロジェクトの新たな広がりを感じました。
優秀賞に選ばれたチームは、それぞれのアイデアを実現するため、小さな実践から地道にチャレンジしていきます。エヌアイデイはその挑戦を全力で応援していきます。
・香取サブカル観光PR課(奥岳洋子さん、稲村美月さん)
地域で伝わる伝承のアニメ化と、コンテンツのカプセルトイ商品化
・宮野悠里さん
地元の高校生バンドが地域で発表する機会を創出するプロジェクト
・チームYYTプロジェクト(金澤佑泉さん、境悠作さん、磯島武史さん)
香取地域の発酵食品が試せるポップアップストアと、滞在型観光コンテンツの発掘
・久保田咲音さん
香取市自慢の産品と発酵食品を使ったご当地丼の提案
会場:みんなの賑わい交流拠点コンパス 小野川ホール
最終発表を目前に控えた第6回は、3名のゲストをお迎えしました。講座では、各ゲストの取り組みを紹介していただいたあと、受講生を交えたグループディスカッションがおこなわれました。
はじめに、一般社団法人いたこミズベデザイン理事の菊池悠平氏からは、事業を始めるきっかけとなったSUPの体験や、みんなで自由に本棚を作る「ネオ図書館」などの取り組みについてご紹介いただきました。「仲間になればいいんじゃよ」というメッセージとともに、まずは自分が楽しむことやその楽しさを仲間と共有することの大切さをレクチャーしていただきました。
続いて、SNSで5万人以上のフォロワーを持つTsukuBuzz代表の齋藤聖氏と副代表の鎌田晃介氏が登壇。つくばの魅力を、SNSや弊社のデジタルマップサービス「いまちず」を活用して発信する取り組みについてご紹介いただきました。また、取り組みを通じて得た地域活動における大切なことを、漫画のセリフを引用しながらわかりやすくレクチャーしていただきました。
グループディスカッションでは、自身のプランについて悩んでいることを共有し合いました。「プランに自信が持てない」「他のチームに圧倒された」などの悩みを、ゲストの3名が寄り添いながら解決策を模索しました。
最終発表前の不安な気持ちを共有できたことで、受講生の皆さんの表情が明るくなったように感じました。
会場:みんなの賑わい交流拠点コンパス 小野川ホール
中間発表を終えたあと、ゲストハウス「HOSTEL Co-EDO SAWARA」にて1泊2日の合宿を実施しました。
分科会では、実践プランの相談会や広報用写真の撮影講座、デジタル活用に関するレクチャーを実施。遠方からの受講生を中心に、佐原で合宿することで地域を体感しながら意見を交わすことができました。
合宿の最後には、複合宿泊施設「NIPPONIA佐原」の見学ツアーを実施。リノベーションされた古民家や蔵を巡りながら、佐原の歴史や文化を肌で感じる貴重な体験となりました。
懇親会を含め多くの方にご参加いただき、受講生同士の距離がぐっと近づいたように感じました。
第5回となる中間発表では、過去最多となる17チームがエントリしました。そのうち、市内の高校から高校生3名が初参加しました。ダンボール家具の製作、動画付きQRコードのギフト、セルフサービスのカフェづくりなど、オリジナリティ溢れるプランが次々と発表され、会場は活気に満ちていました。コメンテーターとして千葉工業大学創造工学部の田島則行准教授と関内イノベーションイニシアティブ株式会社執行役員の治田友香氏から、プランをより具体的にするための提案や、受講生に向けたエールが送られました。
発表後、田島准教授から空き家や空き地を活用した地域再生についてのレクチャーをいただきました。「プロジェクトデザイン」を佐原での具体的なケースをもとに解説していただいたことで、理解がより一層深まりました。
講座終了後、受講生同士でプランについて意見を交わし、互いに切磋琢磨している様子が印象的でした。
会場:みんなの賑わい交流拠点コンパス 小野川ホール
プロジェクトも折り返し地点を迎えた第4回目の講座では、2名のゲストにご登壇いただきました。
初めに、一般社団法人オンラア未来会議代表理事の柳堀裕太氏から、情報発信や千葉県東庄町の廃校活用の事例について講演。課題は解決することよりも発見することが重要だ、というメッセージが印象に残るレクチャーでした。続いて関内イノベーションイニシアティブ株式会社執行役員の治田友香氏が、実践プランのつくり方について講演。これまでの受講生の事例を交えながら、より多くの共感を得るためのポイントをレクチャーしていただきました。
講座の後半はグループワークを実施し、お二人から学んだ内容をもとに、実践プランのアイデアをまとめ、全体で共有しました。
今回出たアイデアがどのような実践プランに仕上がるのか、中間発表に対する期待が一層高まりました。
会場:みんなの賑わい交流拠点コンパス イベントスペース
第3回目の講座では、まぁずファーム園主の齋藤久美子氏、訪問看護ステーションSUNの越川彩乃氏、そして株式会社Coelacanth代表取締役の佐藤穂奈美氏をゲストにお迎えし、レクチャーとクロストークを実施しました。
初めに、農業や訪問看護、空き家活用など各分野の実体験をもとに、起業をする際に重視した点や、その過程で苦労したことについてレクチャーしていただきました。
クロストークでは、異なる業種でありながらも、互いの感想や気付きを話し合う中で見えてきた「感謝の大切さ」という共通のテーマについて意見を交わしました。
外からもイベントの様子が見えやすい会場での開催だったため、一般の方々にも興味を持っていただくことができました。
会場:みんなの賑わい交流拠点コンパス イベントスペース
第2回目は、特定非営利活動法人佐原アカデミアの久保健治氏をゲストに迎え、レクチャーとまち歩きを実施しました。
レクチャーでは「歴史は真似できない」「景観には地域の意思がある」といった印象的なフレーズを交えながら、まちづくりにおける歴史の意義について語っていただきました。
そのあと、講座で学んだことをもとに佐原のまちを巡り、発見したことや気付いたことを共有しました。
まち歩きやディスカッションを通じて、佐原のまちに対する理解や興味が深まるとともに、受講者同士の交流も進んだように見受けられました。
会場:佐原商工会議所
2024年7月6日、第3期の開校式を迎えました。
初回の講義では、株式会社ブルースタジオ専務取締役の大島芳彦氏によるレクチャーを実施。リノベーションやまちづくりの実例を交えて、プランニングの楽しさを伝授していただきました。
また、事前に作成いただいた自己PRシートをもとに、受講生に自己紹介をしてもらいました。
今年は定員を超える応募があり、初回から賑やかな雰囲気が感じられました。
会場:佐原商工会議所
7月から始まるメインプログラムに先立ち、第三期キックオフイベントを開催いたしました。本プロジェクトの概要説明や第二期実践ステージの活動報告、そして本プロジェクト講師の方々によるゲストトークなど、充実した内容となりました。
実践ステージ活動報告では、佐原すいぞうプロジェクトの今泉麻美子氏と鈴木奈保子氏、佐原ストリートファニチャープロジェクトの武田充氏ら3名が登壇。本プロジェクトに応募する際の想いや不安、実践の成果や見えてきた課題などについて、受賞者ならではの視点で語っていただきました。
ゲストトークでは、第二期受賞者である水郷十二橋 田んぼのがっこうプロジェクトの増田直也氏、第三期でレクチャーを担当していただく株式会社Coelacanth代表取締役の佐藤穂奈美氏、一般社団法人いたこミズベデザイン代表理事の横地綾人氏ら3名が登壇。佐原と同様に、水辺を舞台に活動している各々の取り組みについてお話を伺いました。
イベントは自由に出入りできる形式でおこないましたが、本プロジェクトの参加希望者や卒業生に加え、フィールドワーク中の学生や地元の事業者など、40名以上の方々にお越しいただきました。中には、図書スペースや別のイベントに訪れていた方がふらりと立ち寄るなど、これまでにない新しい光景が見受けられました。第二期の受賞者や第三期の講師によるお話を通じて、本プロジェクトをより深く知っていただく良い機会となりました。
会場:みんなの賑わい交流拠点コンパス イベントスペース
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