生産管理システム開発

生産管理システム開発について

生産管理システムとは「生産管理を系統的に行うために、生産に伴う現品、情報、原価（価値）の流れを統合的、かつ、総合的に管理するシステム」（日本工業規格：JIS）と定義されています。

株式会社エヌアイデイは、MES（Manufacturing Execution System：製造実行システム）と呼ばれる製造業の製造工程全般（生産計画、製造工程管理、在庫管理、原価管理など）を管理するシステムや、BOM（bill of materials：部品表）を効率良く管理するための部品表管理システムの開発サポートを行っています。

生産管理プランニングの資格を有するスタッフにより、グローバル対応も含め提案、開発を行いお客様のビジネスのスケールをサポートいたします。

MES（製造実行システム）

MESとは、生産管理システムの一部であり生産工程の管理、入出荷管理、品質管理など生産プロセスに関わる業務を管理するものです。工場の設備や素材などの原材料、仕掛品の状況の把握、生産・入出荷計画に基づいた作業スケジュールの管理など生産工程の可視化と標準化の実現を可能にします。

開発事例

お客様において、今後グローバルな事業展開を強化していくために 「グローバルでの品質管理（品質向上）」が課題となるため、 MESの導入により品質向上・標準化をし、必要なデータを集めることができる 「生産管理基盤システム」を構築しました。エヌアイデイは、一部機能の設計・開発チームとアーキテクトチームで参画し、業務連携を行い、設計・開発段階で工数増もあったものの、納期を順守しました。

他チームが作ったシステムと繋ぎ、実際に動かす段階でエヌアイデイチームの成果物の品質が、お客様より評価をいただきました。

BOM（部品表）

BOMとは、製造される製品を構成する部品の一覧で、部品情報やどの部品がどのように組込まれているかといった階層構造も示され、ITを活用したものづくりでは必要不可欠なものです。

製造業の生産管理を行う中で、必要な材料を、必要なタイミングで、必要な所に供給するための基盤となる部品表管理システムの上流工程から開発までのサポートを行っています。

• E-BOM（Engineering BOM：設計BOM）
  設計を行う際に用いる。製品が出来上がるために必要となる部品の構成と数量が全て網羅されており、図番 / 図面・部品で構成
• M-BOM（Manufacturing BOM：製造BOM）
  組み立てに使用されるユニットや基板単位で構成
• P-BOM（Purchasing BOM：購買BOM / Procurement BOM：調達BOM）
  部品やパーツの調達の際に使用するもので、仕入先や発注単位、価格などの情報で構成
• S-BOM（Service BOM：サービスBOM）
  保守やサービス業務で使用される部品（品目）で構成
• 海外向けBOM
  海外拠点でローカル化されたBOM

開発事例

将来的にグローバル展開を可能とするため、既存の部品表管理システムを踏襲しつつ、新しい部品表管理システムをリプレイスするにあたり、エヌアイデイにE-BOM、P-BOM、海外向けBOM（他言語化対応など）と、部品表管理システム開発プロジェクト全体のアプリケーション開発依頼をいただきました。

車両の製造に必要な細かい部品の一覧と階層構造を管理するシステムで、お客様はこれまでパッケージシステムをカスタマイズして利用していましたが、実際に操作するエンドユーザーにとって使いにくいという課題がありました。

お客様の業務フローの理解を深め、部品表管理システムのノウハウをもとに、各システムを連携させ、多言語対応を実施。国内へリリース後、海外にも随時リリースしており、運用業務も担っております。

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できるわけある NID

日本のものづくりは国内での生産・製造だけではなく、海外の生産拠点の増加もあり、標準化された生産工程や、品質管理（向上）が求められています。パッケージ化された生産管理システムとは異なり、生産・製造の特性や、エンドユーザーの「使いやすさ」も鑑み、お客様ごとに最適な生産管理システムの開発を行っています。

インダストリー4.0や、製造業にもDX（デジタルトランスフォーメーション）が推進されており、IoTを活用して生産情報データの取得・分析を行うことで生産性の向上を図ることや、AIやRPAを用いて人員を削減していくということなど、経営課題解決のための連携が進められていくことでしょう。

エヌアイデイは、システム開発のみならずクラウドソリューションやシステム運用・保守、AI、RPAなど環境の変化に対応すべくITプロフェッショナルとして幅広い技術力でお客様をサポートいたします。

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