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社会

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地域貢献

佐原の大祭

 当社グループでは、創業の地である千葉県香取市佐原地区の発展に貢献したいとの思いから、同地区において様々な活動をしています。年2回開催される佐原の大祭では、社員も参加。地域の皆さんと楽しみながら、お祭りを盛り上げています。

佐原の大祭

佐原のあしたPROJECT

 2022年に、実践型プログラム「佐原のあしたPROJECT」を立ちあげました。地域のさまざまな課題に対して、伝統や地域資源、ネットワーク、デジタル技術を組み合わせて、同じ志をもつ仲間たちとともに、地域を元気にするプランを共創する取り組みを進めています。

次世代育成支援

 当社グループでは、次世代育成支援のため、中学生に社会体験学習の場を提供しています。グループ会社のNID・MI(千葉県千葉市)では、2007年からは、次世代育成支援として、地元香取市立佐原中学校に通う生徒を対象にした、夏休みの2日間体験入社プログラムを継続的に実施しています。同プログラムでは、データ入力業務やプログラム作成の一環としたデータ入力画面の作成を体験していただいています。

産学連携

当社グループは、教育機関と連携し、様々な取り組みをを行っています。

  • 慶應義塾大学
    慶應義塾大学SFC研究所(所長:飯盛義徳 総合政策学部教授)とともに佐原地区における様々な実地調査を通じて、地域社会の問題点やニーズの発見、それらの改善策を見出すための活動を行っています。
  • 津田塾大学
    当社社員を講師として派遣し、「アプリケーション開発に関する一連の理論と技術を習得できる全18コマのプログラム」を実施しています。
  • 法政大学
    法政大学人間環境学部小島ゼミとともに、「持続可能な地域社会の創造」をテーマに、佐原地区にてフィールドワークを実施。同地区にある「いなえ」にて、「子どもたちがあつまるサードプレイス」の場を提供する等、活動をサポートしています。
  • 國學院大學
    当社社員がゲスト講師として登壇し、地域の観光情報発信の重要性や実践的な活用手法等、地方創生に関する講義を行っています
  • 千葉経済大学
    当社社員がゲスト講師として千葉を基盤とする企業として事業内容や歴史について講義を行っています。

DXの普及

地方自治体への教育支援

 当社グループでは、地方自治体へのDXの普及を目的とした取り組みを行っています。
 官公庁向けにDX人材育成推進のため新規システムの導入や、システムの改修・更新を予定している担当者向けの内容の研修等を提供し、地域のDXの普及に取り組んでいます。

書籍の出版等

 当社グループが長年培ってきた開発ノウハウを、他の開発現場でも役立ててほしいとの思いから、以下の取り組みを行っています。

 当社グループが培ってきた開発ノウハウ(暗黙知)をまとめた書籍『実践スクラム ~スクラム開発プレイヤーのための事例~』を出版いたしました。

AIの活用

当社グループは、AIを活用し、様々な取り組みを行っています。

  • 祭りアプリ
     当社は、デジタルを活用して佐原の大祭をより楽しんでいただこうと、佐原市役所主導のもと、佐原市へ「佐原の大祭スタンプラリー」や「佐原の大祭MAP」を提供しています。「佐原の大祭MAP」では、近隣の混雑情報や店舗情報、町内を曳き廻される山車の様子のリアルタイム映像などを提供し、来訪者の観光体験価値向上に寄与しています。
  • 空き駐車場システム
     当社は、千葉県香取市佐原(重要伝統的建造物群保存地区)において、駐車場の混雑度表示・誘導システムを提供しています。この取り組みにより収集したデータを活用し、地域貢献に資するシステム開発を推進します。
  • 介護DX(転倒防止)
     当社は、老人介護施設と共同で転倒防止のための実証実験を行っています。カメラで撮影した映像や音声をAI解析し、転倒事故に繋がる事象を通知。主に夜勤時での活用を想定し、転倒事故に繋がる事象の改善を目指しています。
  • 顔表情アシスタントサービス
     当社は、職員の体調および職場環境改善を⽬的にした実証実験を行っています。職員自らが顔表情を撮影し、表情データを収集。収集した表情データと当日の表情との乖離をAIで判断して、体調を推定・表示します。また当日の職員全員の表情データを集約し、職場の雰囲気を伝えるアイコンも表示。お互いに気遣えるため、職場環境の改善にも繋げられます。
  • レポート作成サービス
     当社は、生成AIを活用したレポート作成サービスの実証実験を行っています。このサービスを用いることで、人間が時間をかけて作成していたレポートも、数分で完成させられます。こうした実証実験を通じ、これまで特定の⼈間が担っていた作業をAIに置き換え、少⼦化による労働⼒不⾜という社会課題の解決を⽬指します。

文化・科学、スポーツへの支援活動

  • 地域における文化、伝統産業振興活動に対して助成することを通じて、地域の振興に寄与することを目的として、「一般財団法人小森文化科学財団」への寄付を行っております。
  • 佐原の歴史・伝統・文化を再評価し、持続可能な地域づくりの一端を担うことを目的とした「特定非営利活動法人佐原アカデミア」への寄付を行っております。
  • 地域のスポーツ振興やICTを通じスポーツを身近に感じることができる繋がりの創造を目的として、プロゴルファーの松田一将選手との所属契約や、バルドラール浦安とのスポンサー契約を締結しております。

人的資本の方針

 「社員の多様性や個性を尊重し、安心して働ける職場環境を整備し、コミュニケーションを重視した活き活きした組織をつくります」と行動基準を定めております。 この行動基準に従い、多様な人材の採用、育成を推進し、当社で長く活躍できる環境構築を推進してまいります。

働き方

 フレックス、在宅勤務制度、出産・育児休暇、介護休暇等の社員が長期的に安心して働きやすいよう各種制度の充実を図っております。

人材教育

  • 研修体系図(社内研修制度)
研修体系図
  • 新入社員研修体系
新入社員研修体系図

資格取得支援

 社員の能力開発をはかることを目的とし、会社が必要と認めた資格の取得者に対し、一時金を支給しております。

健康経営

  • 健康企業宣言東京推進協議会が実施している「健康優良企業認定制度」において、「銀の認定」を取得しています。
  • 社員の健康維持意識の向上のため、健康診断受診率をKPIとし、積極的な受診勧奨を行っております。
  • 社員が心身ともに健康な状態で業務に取組むことが出来るよう定期的にストレスチェックを実施し、結果を分析することで心の健康の維持に役立てています。

従業員持株会

 社員の資産形成支援やモチベーションを高めるため従業員持株会を設置しています。

退職一時金

 一定期間就業した社員に対して、退職金規程に基づき退職一時金を支給しております。

確定拠出年金(DC)

 社員の将来の生活支援のため、公的年金の上乗せとして、確定拠出年金(DC)を採用しております。

人的資本の指標及び目標

指標                         目標    2023年度    実績        (当連結会計年度)
パフォーマンスとキャリアの定期的レビューを受けている従業員割合100%66.1%74.1%
技術社員の研修参加率80%以上68.2%73.1%
離職率5.0%以下6.2%5.6%
新卒採用における女性採用比率30%以上31.6%30.6%
健康診断受診率100%96.0%96.6%

(注)開示する指標及び項目につきましては、社会環境の変化や事業環境の変化に伴い、サステナビリティ委員会 での検討・審議を通して、継続的に見直しを行ってまいります。