2025.3.12
株式会社エヌアイデイは、2023年7月、慶應義塾大学SFC研究所(所長:飯盛義徳 総合政策学部教授)と連携協定を締結し、千葉県香取市佐原の地域課題解決に向けた共同研究(以下「佐原元気プロジェクト」)を行っています。
2025年3月1日午前、地域住民を中心に約20名が参加して、佐原元気プロジェクトの2024年度成果報告会(以下「元気PJ報告会」)を開催いたしました。2年目を迎えた今年度の成果発表として、佐原を愛する人々のそれぞれの視点から佐原の魅力を発信するウェブサイト「サワラビルボード」や、地域交流スペース「イのハコ」でのフリーコーヒーの提供活動、さらに老若男女が楽しめる「佐原露地巡りすごろく」など、大学生らしいフレッシュな視点を活かした取組みを紹介しました。
開会あいさつをする当社立澤
発表する慶應義塾大学我妻さん
さらに次年度の展望として、地域の人々が気軽に「サワラビルボード」に投稿できる仕組みづくりを行っていくことや、「イのハコ」を定期的に開放し、「佐原露地巡りすごろく」を活用して地域住民が常時交流できる場とすることなどをお話ししました。
サワラビルボードのwebページ
佐原露地巡りすごろく
これに対して参加者からも「どうやったらサワラビルボードに投稿できるのか」、「佐原で学ぶ高校生をイのハコに呼んではどうか」など、活発的な質問や意見が出され、今後の活動に高い関心が寄せられました。
【元気PJ報告会の次第】
1 開会のあいさつ 株式会社エヌアイデイ 立澤
2 成果報告 慶應義塾大学飯盛研究室
3 質疑応答
4 講評 慶應義塾大学飯盛教授
5 講評 ゲストスピーカー
6 閉会のあいさつ 慶應義塾大学飯盛研究室 我妻さん
続いて同日午後には、2024年度のスローシティ研究成果報告会(以下、「スローシティ報告会」)も開催されました。
「スローシティ」とは、地域に根付く歴史文化、食、暮らしを大切にするイタリア発祥のまちづくりの考え方です。香取市と慶應義塾大学SFC研究所は、2024年11月8日に連携協定を締結して香取市におけるスローシティに関する共同研究活動をスタートしました。当社も調査研究活動を円滑にするための支援に関わっています。
開会のあいさつをする慶應義塾大学飯盛教授
スローシティ報告会では、2024年12月から翌年2月にかけて、学生たちが精力的に行ったフィールドワークの成果が発表されました。ヨソ者である学生たちの視点から、スローシティ的な地域資源をどのように再発見できたのかが報告され、学生たちがフィールドワークで訪問した地域関係者の方々を中心に約40名が参加しました。
慶應義塾大学の学生たちが
制作したポスター
参加者が
各地域の地域資源を書き込んだ地図
報告会に駆け付けた伊藤市長からは、「学生たちの活動の成果によって多くの市民に来場いただき、スローシティをテーマに高い熱量で交流している様子に大変な感銘を受けた」との講評がありました。会の進行はインタラクティブに行われ、参加者が自らの地域の隠れた魅力を積極的に発言し、互いの地域の良さを認め合う姿が印象的でした。
参加者と意見交換する
慶應義塾大学土居さん、蒲地さん
参加者と積極的に意見交換する伊藤市長
【スローシティ報告会の次第】
1 オープニング/交流会
2 開会のあいさつ 慶應義塾大学飯盛教授
3 成果報告 慶應義塾大学飯盛研究室
4 講評 香取市伊藤市長
5 意見交換会
6 閉会
元気PJ成果報告会、スローシティ成果報告会ともに盛況のうちに終えることができました。当社はこのような大学等共同研究との連携プロジェクトで得られた知見を活用して、地域ニーズに寄り添った新規事業開発を積極的に展開してまいります。
【関連のwebサイト】
◆サワラビルボード
https://isagai.jp/sawara/
【関連のニュースリリース】
◆2023年7月31日付け当社リリース
慶應義塾大学SFC研究所と地域課題解決へ向けた取組みを開始
https://www.nid.co.jp/info_news/20230731/
◆2024年11月8日付け香取市リリース
地域資源再発見と地域力創造に向けた大学との連携 慶應義塾大学 SFC 研究所と連携協力協定を締結
https://www.city.katori.lg.jp/mayor/press-release/mayor-press2024.files/20241108.pdf
<本リリースに関するお問い合わせ窓口>
株式会社エヌアイデイ CX事業本部(担当:阿部、矢口)
電話番号:03-6221-6821 Email:souhatsu@ml.nid.co.jp