エヌアイデイ、道の駅・川の駅「水の郷さわら」の運営にIT企業として初参画 -来訪者の体験価値向上を目指すDXへの新たな挑戦-

2025年1月16日

株式会社エヌアイデイ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：小森俊太郎、以下「エヌアイデイ」）は、2025年4月から千葉県香取市の広域交流拠点「水の郷さわら（以下「本施設」）」の運営に初めて参画します。また、本施設運営のコンソーシアムにIT企業が加わるのは今回が初めてとなります。

エヌアイデイは、今年度発足したCX事業本部がこれまで香取市佐原地域を中心に取り組んできた「AI混雑度判定システム」、「いまちず」（デジタルマップサービス）、「UDom※」（ファンコミュニケーションサービス）などのサービスを統合したDXソリューションを活用し、本施設の水辺利用、防災、文化交流、交通の4つの拠点機能において新たな体験価値を提供します。
本プロジェクトを通じて、年間120万人が訪れる本施設の運営で得られるデータやノウハウを生かして、施設運営上の課題や地域ニーズの発見、解決に取り組むとともに、新たな地域DX事業の創造に挑戦してまいります。

背景と事業概要

本施設は、道の駅と川の駅が一体となった国内初の交流拠点であり、観光振興と住民サービス向上を目的に2010年に開業しました。本施設は、水辺利用、防災、文化交流、交通と4つの機能を併せ持つ広域交流拠点として、年間120万人以上が訪れる地域の重要拠点となっています。
2025年3月末に本施設の一期事業が終了することから、次期事業者を選定する公募型プロポーザルが実施され、エヌアイデイが参画するコンソーシアムが選定されました。これを受けて2025年4月から15年間の長期にわたり、コンソーシアムとして本施設の改修、運営、維持管理を担います。

エヌアイデイの役割と提供価値

エヌアイデイは、以下の取組を実施する予定です。また、年間120万人以上が訪れる本施設の立地性を活かして、AIなどの先端技術を用いた新規のDXソリューションの研究開発を積極的に取り組んでまいります。

１．AI混雑度判定システムおよびデジタルマップサービス「いまちず」

AI混雑度判定システムの導入：最新のAI画像認識技術を活用し、本施設の駐車場混雑状況を解析します。「香取のいまちず」上には中心市街地の駐車場と併せてリアルタイムに混雑状況を表示し、歴史的な町並みへの安全・安心なルート案内を実現し、周辺地域との連携を強化します。
リアルタイム観光情報の発信：「香取のいまちず」や本施設に設置されるデジタルサイネージを通じて、旬の観光情報やイベント、アクティビティに関する情報をリアルタイムに提供。来訪者の体験価値向上と地域内での回遊促進を図ります。

２．ファンコミュニケーションサービス「UDom」

来訪者との継続的な関係構築：EC決済、チケット発行、景品抽選機能などを備えたファンコミュニケーションサービス「UDom」に来訪者を誘導します。このサービスを通じて、サービス利用者同士の相互交流やプッシュ通知を実現し、来訪者のリピーター化を促進します。

佐原広域交流拠点改修運営等事業概要

本施設名称：道の駅・川の駅水の郷さわら
所在地　　：千葉県香取市佐原イ3981番地2 他
敷地面積　：169,620㎡（国および市の敷地）
業務内容　：統括管理業務、設計・工事監理・改修工事業務、維持管理業務、運営業務
事業期間　：2025年4月1日～2040年3月31日

コンソーシアムの構成企業

構成	企業名
代表企業	東洋建設株式会社
構成企業	株式会社エヌアイデイ株式会社クリーンアンドグリーン常総開発工業株式会社佐原支店株式会社水郷電機水郷ボートサービス株式会社株式会社相和技術研究所千葉事務所東和綜合警備保障株式会社株式会社ファイブ前田建設工業株式会社千葉営業所

※UDomは、株式会社ユートニック（本社：東京都港区）が提供するサービスです。