2024.9.5
2024年8月5日(月)から8月7日(水)、および8月19日(月)から20日(火)までの計5日間、千葉県香取市佐原にてNPO法人佐原アカデミア主催「大学合同夏季インターンシップ」が開催されました。初日と2日目には当社社員が講師として登壇、最終日の報告会には当社代表取締役社長の小森俊太郎が講評をおこないました。
本プログラムは「発酵を活用して観光資源として提案できる施策を考える」をテーマとして、津田塾大学、法政大学、千葉経済大学、慶應義塾大学の4大学14名の学生が参加、最終日の報告会でまちづくり施策の提言に取り組みました。
初日は、専門家の先生方から、「佐原の歴史や発酵・まちづくりについて知る」をテーマにした基礎的な講義のほか、当社社員の三原から、佐原で当社が取り組んでいるデジタルサービスの事例として、学生たちにも身近な「かき氷コレクション」(Webサービスを活用したスタンプラリー)や、「発酵マップ」(当社サービス「いまちず」を活用したデジタルマップ)を紹介し、まち散策を通じて実際にこれらのサービスを体験してもらいました。学生からは「デジタルならではの体験価値を提供することが重要」などと声があがり、若者ならではの視点から積極的な改善提案もなされました。
佐原の歴史・発酵を知る講義の様子
当社三原の講義の様子
まち散策の様子
2日目の講義には当社社員の中田が登壇し、当社が提供する「いまちず」や「駐車場混雑度表示サービス」などの実践を通して得た「精度70%の設計で小さな実践・評価・反映を素早く繰り返す」などの知見や、「不透明なゴールに向かって軌道修正をしながら進むことが必要」と、これからの時代に求められるDX人材の人物像についてお話しました。学生からは「地域課題に対するDX人材の向き合い方がイメージできた」などの声があがるなど、実践的な講義に強い関心を寄せていました。
当社中田の講義の様子
最終日の報告会では、3つの班に分かれて発表をおこない、学生からは「SNS活用×発酵食品自販機」「麹づくりキットの販売」「来場者が作成するパンフレット」などの発酵を活かしたまちづくりの提案がされました。
学生の発表を聞き入っていた当社小森は、「若い学生からの新鮮な提案を参考にして、今後のまちづくりに役立てていきたい。まちづくりは長いスパンで試行錯誤に取り組むことが大事。提案だけで終わらせずぜひ実践にもチャレンジしてほしい。例えば佐原のあしたPROJECTでは、提案から実践の実現まで一貫してサポートしている。来年以降ぜひ参加してほしい。」などと、学生たちに対して力強いエールを送りました。
また、報告会に参加されていた各大学の先生方からも、「佐原という地域を学生目線で客観的に捉えられていて素晴らしい。」といった講評がありました。
講評の様子(当社社長小森より)
修了証書授与の様子
今後もこうした機会を通じて、佐原アカデミアや大学等研究機関とのパートナーシップを強化するとともに、地域に貢献するデジタル活用、次世代を担う人材育成にも取り組んでまいります。
本リリース中に言及いたしました当社サービスおよびNPO法人佐原アカデミアの詳細については、下記Webサイトもご覧ください。
かき氷コレクションin佐原2024
URL:https://dx.nid.co.jp/sawara-kakigoori
いまちず(デジタルマップ)
URL:https://dx.nid.co.jp/imachizu
佐原のあしたPROJECT
URL:https://sawara-no-ashita-pjt.localinfo.jp/
NPO法人佐原アカデミア
佐原の歴史的町並みや山車祭り文化などの伝統・文化の研鑽を図り、これまで市民主体で育くんできた佐原のまちづくりの変遷を可視化し、これらの共有化を図るとともに、まちづくりの現場の中で人材育成を図ることにより、持続可能な地域づくりに貢献することを目的とする団体
URL:https://www.sawara-academia.org/
<本リリースに関するお問い合わせ窓口>
株式会社エヌアイデイ CX事業本部(担当:阿部、三原)
電話番号:03-6221-6821 Email:souhatsu@ml.nid.co.jp