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WORKS

WORKSプロジェクトストーリー
|インフラエンジニア
新規顧客、納期厳守の
カーブアウト案件を
チーム力で完遂

大規模なシステム移行と同時に、
クライアントの信頼獲得を目指す。
エヌアイデイが取り組んだプロジェクトの模様を紹介。

MEMBER

  • N.Y

    N.Y

    2000年入社

    プロジェクトマネージャ
    ICTデザイン事業部
    第2部第1課

  • S.H

    S.H

    1998年入社

    アプリ領域
    リーダー
    ICTデザイン事業部
    ANA部第1課

  • K.T

    K.T

    2005年入社

    業務移行担当
    メンバー
    ICTデザイン事業部
    ANA部第1課

  • A.E

    A.E

    2015年入社

    インフラ担当
    メンバー
    ICTデザイン事業部
    第2部第1課

  • プロジェクトについて
  • インタビュー

背景

企業体制の変更に伴う、
大規模システム移行

コロナ禍の2021年2月。外食産業全体に変化が見られたこの時期、航空機内食事業を展開する大手ケータリング企業にも大きな転機が訪れた。資本業務提携により、ファミリーレストランなどの外食事業を手がける大手飲食チェーンの傘下から、大手総合商社のグループ傘下へと移ることになったのだ。

これに伴い、社内インフラ・ネットワークやグループウェア、基幹システムに至るまで、全システムを独自の環境に構築・移行する必要があった。
この一大プロジェクトにおいて、移行計画の立案から移行実施までをリードするパートナーに選ばれたのが、エヌアイデイのエンジニアチームだ。与えられた期間はおよそ7ヵ月。ICTデザイン事業部のN.Yをプロジェクトマネージャとして、チームの総力が試される短期決戦が始まった。

ポイント

短期間・初取引・複数部署
というキーワード

今回のプロジェクトでは短期間でシステム移行を無事に完了させることはもちろん、もう1つの大きなミッションがあった。それは、初取引となる大手総合商社との信頼関係を構築することだ。プロジェクト規模にして数億規模、メンバーおよそ60名のビッグプロジェクトを成功させ、さらにその先もパートナーとして良好な関係を継続させていくことを目指した。

また、エヌアイデイが手がける他のプロジェクトと異なるポイントは、複数の部署が連携して取り組んだ点だ。通常は単一の部署で対応するところ、今回はマーケティング部が受注した案件をICTデザイン事業部全体で遂行するという形を取った。インフラ構築を得意とする第2部とシステムの運用監視を得意とする第1部、航空業界の業務やシステムに精通するANA部がタッグを組み、それぞれの知見を掛け合わせなければ成し得なかったプロジェクト。

これらも含めて、エヌアイデイにとっては大きな挑戦であった。

結果

システム移行と
信頼関係構築に成功

エヌアイデイは全体のプロジェクトマネジメントと新たな社内システムの構築を担当した。柱となったのはPM(プロジェクトマネージャ)を務めたN.Y、サブマネージャ、そしてアプリ領域のプロジェクトリーダーであるS.H、同じくインフラ領域リーダーの4名。それぞれの配下にメンバーやベンダーを率いるチーム構成だ。

大まかな流れとしては、まずお客様が行いたいこと(要件)を確認したのちに移行計画を立案し、その後、計画に沿って新たなシステムの開発やインフラ環境を整備。最後に旧システムからの移行作業を実施した。今回はAWSを活用したことで、構築期間の短縮などさまざまなメリットをもたらすことにも成功した。

結果として、短期間で全国4拠点のネットワークを新社内システムに切替えたほか、ユーザー端末約200台のスムーズな設定変更を実現。さらに、もう1つのテーマであった大手総合商社との関係構築にも成功し、次年度の新たな案件の相談を受けるなど、パートナーとしての地位確立のきっかけを築くことが叶った。

メンバーが直面した困難

プロジェクトを進める上ではいくつもの困難に直面したという。アプリ領域のPLを務めたS.Hは、特に苦労した点をこう振り返る。「業務の設計・導入支援を行ったのは初めての経験でした。旧体制では自社でなく親会社が行っていた業務を、新体制のもと自社で行うための支援です」。実際に業務の導入支援を行ったのはS.Hの部下にあたるK.Tだ。
「給与計算業務の移行を支援しましたが、もともとお客様に業務ノウハウがなかっただけに、自分で一般的な同業務について調べたあと、お客様に確認しながら業務の全体図とフローを構築しました」と、これまでとは全く異なる分野の知見が求められた難しさを語った。

また、PMのN.Yはコロナ禍や物理的距離を理由に、オンラインでのコミュニケーションが前提となった点に苦労した。「初取引ということもあり、Web上で互いの意思をすり合わせることに初めは苦労しました。その分、会話の機会を増やしてお客様を知ることに努めました」。

プロジェクト成功の秘訣と喜び

このプロジェクトに限った話ではないが、独立系SIerの強みを活かし、数多くの選択肢からベストな提案ができた点も成功の理由だとN.Yは語る。
また、今回のプロジェクトはベテランのメンバーが多く、一人ひとりが主体的に行動できたこともポイントだ。システム移行作業を担当したA.Eは、現場での出来事をこう振り返る。
「移行テストの際に予想外のトラブルで作業が一時中断しましたが、冷静に対応して想定時間内に作業を収められました。お客様の拠点で普段はなかなか経験できないことを経験するチャンスを得られて嬉しかったです」。

アプリ領域では会計、勤怠管理、給与計算、受注・購買システム、グループウェア、コーポレートサイトなど、広範な領域をカバーした。S.Hは「その多くにSaaSを活用しました。幅広い支援を行った分、たくさんの方から感謝の言葉をいただきました」と喜びを語った。

得られたチャンスを未来に生かす

プロジェクトを通じて、メンバーそれぞれの知見やスキルが向上したことは言うまでもない。なかでもPMのN.Yが語ったのは、複数部署を跨いだ案件ならではのポイントだ。
「S.Hさん・K.TさんたちのいるANA部と一緒に仕事をするのは初めて。それぞれやり方が違うので初めは戸惑ったものの、その違いのおかげでぐっと知見が広がりました」と笑顔を見せる。ANA部のS.Hも同様に「他部署と連携することでたくさんの学びがありました。現在は社内の組織変更に伴い、第1部のメンバーが継続してシステムの安定稼働を支援しています。

運用面でも顧客から高い評価をいただいており、今後の業務にも生かせるはず」と手応えを語る。また、プロジェクト完遂後、メンバーは社内で声をかけられる機会が増えたという。「経営層など、これまであまり会話の機会がなかった方から『完遂おめでとう』といった声をかけてもらうことが増えました」。社内的にも大きな注目を集める案件だったのだ。

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